Q. アレルギー性結膜炎ですが、コンタクトレンズを使えますか?

 使えることが多いですが、症状の出ている方は注意が必要です。
花粉や動物の毛、家のホコリ(ハウスダスト)などで起こることが多いアレルギー性結膜炎ですが、コンタクトレンズを装用することでも起こります。とくにソフトレンズは眼の表面のたんぱくや花粉などを吸着して、それを眼表面にずっと曝露させ続ける作用があり、そのせいでアレルギーが増強します。その結果結膜炎はさらに悪化して、さらに眼表面へのたんぱく分泌などが増え、さらにコンタクトレンズは汚れやすくなり、結果アレルギーがさらに強くなる、という悪循環が生じるため、コンタクトレンズを長時間装用している眼ほどアレルギー性結膜炎は悪化しやすくなるわけです。
アレルギー性結膜炎の点眼をしながらコンタクトレンズを使うという方法もありますが、それが可能なのは軽症の場合で、理屈からいっても結膜炎が悪い時にはコンタクトレンズを装用しない、あるいは装用時間を減らすというのがベストです。医師の診察により判断してもらうのがよいですが、

  1. コンタクトレンズがくもりやすくなった
  2. かゆい
  3. 乾燥がひどくなった
  4. コンタクトレンズがずれやすくなった

などがアレルギーが生じたの際の自覚症状ですから、とくに注意してください。

Q. 近視の人は老眼にはならないのですか?

 老眼にはなります。

 眼はカメラと同じように、構造的に焦点距離が決まっています。眼によって焦点距離は様々で、その距離によって近視(=焦点距離が近い)とか遠視とかと言われるわけです。これは眼球の大きさや角膜の形、水晶体の形や屈折率などによって決まるものですが、さらに調節力と言って、眼球内の筋肉(毛様体筋)が水晶体を変形させることで、意図的に焦点距離をかえる力があります。これはもともとの焦点距離から遠くへ変化させることはできず、近くの方向にのみ変化させることができます。遠視の人が近くも見ることができるのはこの力のおかげです(逆に近視の人はもともとの焦点距離より遠くにはピントが合いません)。

 この焦点距離をかえる力が衰えてくる現象が老眼で、年々近くへ焦点を動かす力が落ちてくるわけです。これは近視の人でも同じように起こることですが、近視の人の場合はもともとの焦点距離が近いので、老眼が出ていても近くが見えないということを感じないわけです。

 近視の人では遠くに焦点を合わせるために眼鏡やコンタクトレンズを装用しますが、装用したままの状態で近くを見ようとするときは調節力を使うことになりますから、「眼鏡をかけたままで近くが見えなくなった」というのが近視の方に老眼が出てきた時の感じ方になります。